1972年、オリンパス光学工業株式会社(2003年10月に「オリンパス株式会社」に社名変更)は、米谷美久氏の指揮の下に「一眼レフの三悪の追放」を掲げて5年の歳月をかけて開発した一眼レフ「OLYMPUS M-1」を、5月1日に量産開始、5月24日にプレス発表、6月19日にホテルオークラ“平安の間”で発表会を催した後、7月1日に発売を開始しました。「三悪」とは、従来の一眼レフでは当たり前だった「大きい・重い・撮影時の音やショックが大きい」の三つの欠点を指し、その克服を目指して小型化を実現した M-1 の横幅は、偶然にもバルナック・ライカの LeicaⅢf と同じ 136mm でした。