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初音ミク アブソリュートHMO・エディションで試し撮り [フィギュア]

ねんどろミクさんのバックに手持ちのLPなどあしらいつつ撮ろうかと思ったものの、めんどくさくなってしまって、撮り比べと称して三枚だけでお茶を濁すことに(^^;

アブソリュートHMO・エディションならこのジャケット。バックに「イエロー・マジック・オーケストラ 全世界発売盤」を置いてみました。ただ、ねんどろミクさんはLPジャケットよりかなり小さいのでバックからはかなり離してカメラに近づけないと…というわけで、ジャケット帯とミクさんとの距離はおよそ35cm。フィギュアと重なる部分はなるべくボケてほしいなということで、ジャケットはカメラから見て右側に行くほど奥に引っ込むようにセットしてみました。

初音ミク アブソリュートHMOエディション&イエロー・マジック・オーケストラ
カメラはオリンパスE-P1。レンズはPC-Nikkor 28mm F3.5。絞りはF5.6。画面右上の影を端っこに追いやるために三脚を動かす代わりにレンズを左下方向に3mmほどシフト、ティルトトランスフォーマーでティルトして帯とフィギュアの両方にピントを合わせてみました。シャインプルーフの法則というヤツですね。ティルトトランスフォーマーはおよそ12度ぐらいまでティルトできますが、ほぼいっぱいにティルトしてます。KIPONのアダプタは8度までなので、この条件だとちょっと無理だと思います。

シャインプルーフの法則は Scheimpflug rule と書くんだそうですが、シャインプ…のあとのカナ表記がなんとも怪しゅうございまして、これはあれですか、女優はヘプバーンなのにローマ字はヘボンになっちゃうあれ、machineがマシンだったりマシーンだったりミシンだったりするあれ、「ギョエテとは俺のことかとゲーテ言い」のあれですかね。スペル通りに読むと「シャインプフルーク・ルーレ」かな。なんか必殺技っぽくて格好よさそう。レンズ鏡胴でぶん殴る方がダメージ大きいとは思いますが。

初音ミク アブソリュートHMOエディション&イエロー・マジック・オーケストラ
2枚目。ティルトなしだとこんな感じということで。レンズ変えちゃって25mmなので上の写真より近づいて撮ってます。設定絞り値は同じくF5.6で。

初音ミク アブソリュートHMOエディション&イエロー・マジック・オーケストラ
枯れ木も山の賑わいの3枚目。設定絞り値F0.95です。


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コメント 6

凪

「アブソリュートHMO」って,元ネタを知らずに見送ってしまったのですけれど,このジャケットが本家ということなのでしょうか。可愛いですね^^*

それにしても,ティルトって随分印象が変わるものなのですね! 是非とも一本欲しくなりましたw

F0.95ともなると,ソフトフォーカスレンズと見紛うばかりですね。私の手持ちはどんな明るくてもF1.4ですし,こんなに寄れませんので,驚愕を以て拝見しました。貴重なお写真ありがとうございます^^

「シャインプルーフの法則」に関するご考察も,興味深く拝読いたしました。鏡胴でぶん殴る方がダメージ大きそう,まさにその通りですねw

by (2011-02-25 04:42) 

(た)

凪さん、ありがとうございます!

>このジャケットが本家
そうなんです。実はこのジャケットは元もとアメリカ発売盤のジャケットで当初の国内盤は違ってたんです(収録曲も若干違ってました)が、後にアメリカ盤と同内容で国内で発売されたのがこのLPです。

>ティルトって随分印象が変わるものなのですね!
普通はバックはぼかすものなんですが、バックにも意味があってボケてほしくない場合は思いっきり絞り込むぐらいしか手がなかったので、ティルトできるとかなり楽です。CDジャケットにフィギュアをあしらった写真は以前にも何度か撮りましたけれど、好みの構図でジャケとフィギュアの両方にピントを合わせるというのは、被写界深度が深いといわれるm4/3でも意外に難しいんですよね。

ティルトは最近はミニチュア効果がもてはやされますけど、ピントを合わせる場所をコントロールできるのはありがたいです。フィギュアだと、斜め方向のアングルで両目にピントを合わせるというのも可能になります。

ティルトできるレンズはキヤノンとニコンから出てますけれど、どれも中古でさえ恐ろしく高価で、しかもニコンの現行のPC-Eレンズはシフト方向がティルトに対して自由にならないらしいので、好みのレンズをティルトアダプタを介してミラーレス機で使う方が安価な上に自由度も高いと思います。

>ソフトフォーカスレンズと見紛うばかり
コシナのフォクトレンダーはクラシックレンズの味わいを再現するシリーズなので開放ではエッジが立った画像にはならないんですが、ミクさんまでの撮影距離30cmでこれだけ写れば上々だと思います。手元にニッコール-S・C Auto 50mm F1.4なんていう古いレンズがあるんですが、これなんか開放だとこんなにいいピントは来ませんし、そもそもこんなに寄れませんw

>「シャインプルーフの法則」
あっ、どうもですw 恥ずかしながらありがとうございます(^^;

by (た) (2011-02-25 11:52) 

yossy

おぉ! 「イエロー・マジック・オーケストラ 全世界発売盤」をバックに
HMOミクを撮影なんて洒落ていますね^^
自分もやりたかったのですが、実家にLPがあるので出来ません
でした…orz

ティルトは「デジカメフィギュア撮影術」にも出てきていましたが、
実際どんな物かさっぱり分からなかったので勉強になりました♪
「シャインプルーフの法則」も分かり易かったです^^
しかしこれは面白いですね!!
撮影の幅が広がりそうです!
でも欲しくなって値段を調べたら20万前後で挫折しました…orz

最後のF0.95ってこんな風になるんですか!
F2.8までしか出来ない自分には興味深々に見させて頂きました^^
ありがとうございます♪
by yossy (2011-02-26 08:55) 

(た)

yossyさん、どうもありがとうございます。

>「イエロー・マジック・オーケストラ 全世界発売盤」をバックに
やっぱり元ネタとの共演は押さえておきたいと思いまして。本当はこの同時代のほかのLPをとっかえひっかえしたかったんですが、パーツを変えながらポーズを付ける手間も合わせて考えると手間がすごいことになりそうで、断念しましたw

>値段を調べたら20万前後で挫折しました…orz
そうなんですよね。ティルトはすごく面白そうで便利そうなのに恐ろしく高価でとても手が出せない技だったんですが、ミラーレス機が出てきたおかげで一気に手が届くようになりました。今回使ったPC-ニッコールは中古で3万ちょっとで買ったように記憶してまして、ティルトトランスフォーマーを合わせてもTS-EレンズやPC-Eレンズの1/4程度の出費で収まってます。
ニッコールの手持ちがあれば、むしろソニーNEXなどの中古とティルトトランスフォーマーを買う方が、ティルトできるレンズを買うより大幅に安かったりしますw

>F0.95
マイクロフォーサーズではあまり大きくぼけないと言われてはいますが、それでもとろけるようなボケになって、撮ってみて驚きました。ただ、全体がソフトなので、そのあたりの使いどころは難しそうです。でも絞るとシャープになるんですよね。それに寄れるんですよ。下の二枚は撮影距離が30cmですが、もう10cmほど近づけられます。このNOKTON、良いレンズだと思います。

by (た) (2011-02-27 01:58) 

yossy

ご丁寧なご返答ありがとうございます^^

やはり現実的に買うとしたらEP1かNEXの中古を買うのが
良さそうですね^^;
暫く考えてみようと思います♪

いつも勉強させて頂いています m(_ _)m 感謝感激です!
by yossy (2011-02-27 02:38) 

(た)

yossyさん、どうもありがとうです♪
勉強と言ってもらえるほどの中身ではないのがお恥ずかしい(^^;

マイクロフォーサーズはレンズの焦点距離が35mmフルサイズ換算で2倍相当になるので、画質のいいレンズ中心部分だけを使えるという利点はありますが、1.5倍相当のNEXの方が画角もEOSに近くて使いやすいかもしれないですね。高感度時もNEXの方がノイズが少ないようですし。

by (た) (2011-02-27 12:01) 

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