SSブログ

アクアマリン 1/8 ONE -ARIA ON THE PLANETES- [フィギュア]

アクアマリンの1/8スケールフィギュア、「ONE -ARIA ON THE PLANETES-」を少しばかり撮ってみました。音声創作ソフトウェア「CeVIO Creative Studio S」用ソング&トークボイス「ONE(オネ)」のキャラクターです。


Nikon NIKKOR-P 105mm F4 (Bellows-Nikkor 105mm f/4)、絞り開放



NIKKOR-P 105mm F4 (Bellows-Nikkor 105mm f/4)、絞り開放

ONE-006-5.6.jpg









Canon SUPER-CANOMATIC LENS R 50mm F1.8 後期型、F5.6



ベース 直径 14cm・ベース高 1cm・ベースのみ質量 34g、総質量 115g、ベースを含む展示時全高 およそ12cm、展示に要するスペースはベース寸法に同じです。溶けて消えてしまいそうな儚げな表情に目を惹かれます。アップで見ると粗は見えてきますが、アクアマリン最初のスケールフィギュア、IA -ARIA ON THE PLANETES-から見ると、品質の向上がうかがえるように思います。

「ONE」の「N」は、パッケージデザインに倣うなら左右反転させて表示したいところですが、かつてIE7上で動作した反転表示のCSSは今のブラウザではどのブラウザでも動作しないらしく、キリル文字を使って「OИE」とやるしかないようです。しかし公式ページではテキスト表示を「ONE」で統一してるんですよね。

今回の撮影には、トップライト3灯、スポットライト2灯、ホリゾントライト4灯、補助光2灯、合計11灯を使いました。相変わらず、無駄に多いです(^^;



OLYMPUS OM-D E-M5 MarkⅡ(ISO 200, 絞り優先AE)
OLYMPUS Capture

日本光学工業 Bellows-Nikkor 105mm f/4(NIKKOR-P 105mm F4)Ⅱ型
Canon SUPER-CANOMATIC LENS R 50mm F1.8 後期型

日本光学工業 Nikon PB-4
Canon LENS MOUNT CONVERTER B

GITZO CREMAILLERE2 G212
Manfrotto 410
FUJIFILM VARI-ANGLE GA



NIKKOR-P 105mm F4は、1970年1月に発売された3群5枚構成ヘリアータイプ、絞り羽根12枚でプリセット絞りで、「Bellows-Nikkor 105mm f/4」の名称からも分かるように、ベローズ用マクロレンズです。このレンズの詳細はニコンカメラの小(古)ネタさんの記事、ベローズニッコール105mmF4をご覧下さい。この時代の国産マクロレンズは開放で最高性能を発揮するものが多いのですが、使ってみた感じではこのレンズもその例に含まれるようで、開放からF5.6までは非常にシャープ、それより絞ると甘くなります。絞りのプリセットリングにはロック解除ボタンがあり、このボタンを押したままリングを回して絞り値をプリセットするんですが、1/3段ごとにロックポジションが設けられていて、そこではボタンから指を離すと自動的にロックされます。絞りリングはマウント面直前にあって、しかもリング幅が割と細めなので、ベローズに取り付けるとベローズの前枠が邪魔になって操作しづらいです。なお、今回使ったものは、レンズ名が鏡胴周囲に記されたⅡ型(後期型)です。

このNIKKOR-P 105mm F4で撮った3枚は撮影時設定のまま、リサイズしたのみで上げています。ツイートした画像ではヒストグラムをいじってクリアにしてみたんですが、儚いイメージは何もしない方が合っているように感じたので、このエントリーには無加工で上げました。

NIKKOR-Pの「P」は5枚構成を示す記号で、ギリシア語の"5"を示す数詞「penta-」の頭文字です。かつてニッコールはレンズ名に構成枚数を示す英字1字を添えてましたが、6枚構成の場合はギリシア語では7と被るので、ラテン語の数詞「hexa-」の「H」が使われていました。1970年代まで、他のメーカーでも構成枚数を示す記号を添えていた例があります(ミノルタ、オリンパスなど)が、こんなことをやっていた理由は、「トリプレットなどという安物ではない、もっと高級なレンズである」という、言ってしまえば自慢です。なお、今回このNIKKOR-Pを使ったのは、pentaの語感がペタンに似てるなどという意図ではございません。ほんとだよ


キヤノンのスーパーキヤノマチックR 50mm F1.8は、今回使ったものは後期型、おそらくⅡ型と思われます。そしてこれはアトムレンズです。不明点が多いレンズにもかかわらず、ネット上では国内外を問わず、不明点の有無どころか、異なるバージョンがあることすら認識されてないようですが、調べてみていろいろ分かってきたので、別エントリーを立てました。実のところ、調べていて、かなり驚きました。




nice!(76)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:キャラクター

nice! 76

コメント 4

yossy

こんばんは^^  いつもお世話になります。
「ONE -ARIA ON THE PLANETES-」は表情がいいですね♪
雰囲気も良く出ていると思いました。
しかしライト11灯とは凄いです! 
…でも火事には気をつけて下さい(笑)

あとベローズニッコール105mmF4はヘリアータイプだったんですね~
開放から良く解像しているのには驚きました^^
でもベローズが必要だから敷居がちょっと高い感じですね^^;

いつもながら勉強になります♪ 感謝!

by yossy (2017-07-12 01:01) 

(た)

yossyさん、こんにちは。重ねてありがとうございます♪

>表情がいいですね♪
角度によっては哀愁というか、どこか悲しげな表情が見えるんですよね。たぶん、前髪の下端がデコマスより下がっていて、眉毛を半分隠すようなことになったからだろうと思います。これを、量産ではデコマスが再現できてないと見るなら「相変わらずのアクアマリン品質」という評価になりますけれどw、僕はこの表情、けっこう好きです。

>雰囲気も良く出ていると思いました。
ありがとうございます。ベローズニッコール開放のコントラストが予想外に表情に合っていたので、これは嬉しかったです。

>…でも火事には気をつけて下さい(笑)
本当にそうなんですよね(^^;
LEDが8灯に蛍光管が3灯なんですが、LEDの熱くなり方が意外に馬鹿にならないんですよね。気を付けます。

>ベローズニッコール105mmF4はヘリアータイプだったんですね~
100mmクラスのマクロには割とあるみたいですね。確かマクロヘキサノンAR105mmもヘリアータイプだったと思います。

>開放から良く解像しているのには驚きました^^
レンズはF5.6~8が一番シャープという思い込みがあるのであまり知られてませんが、国産のマクロレンズは開放が最もシャープというレンズが多いんだそうです。この10年後に出たAi-sマイクロニッコール55mmF2.8も、当時のデータを見ると、開放よりF5.6に絞った方が解像力が低いです。反対に、ライツのマクロエルマリートR60mmF2.8は開放よりF5.6に絞った方が解像力が上がります。開放時はマイクロ55mmF2.8とマクロエルマリートR60mmの解像力はほぼ同じなので、絞るとマクロエルマリートRの方が解像力が高くなりますw

>でもベローズが必要だから敷居がちょっと高い感じですね^^;
リバースアダプターとかステップアップリング・ステップダウンリングとか接写リングKとかふんだんに投入してM42ヘリコイドに接続して使ってる例を検索していて見かけましたが、…僕もその方法はプリンティング・ニッコールでやりましたけど、これ、準備に手間を食って面倒くさいので、自宅内で三脚に据えて使うならベローズの方が楽ですw しかもベローズはカメラ位置の縦横切替がワンタッチで、これがまたすごく楽ちんです♪
この後に出たマイクロニッコール105mmF4ならベローズ要らないですが(^^;

>いつもながら勉強になります♪ 感謝!
いえいえ、受け売りで申し訳ないです(^^;
by (た) (2017-07-12 17:10) 

水銀

(た)さん、こんにちわ

さすがボカロ系のフィギュアは押さえてきますね、まずはお迎えおめでとうございます。気合の入った撮影環境に、購入の喜びが込められているのでしょうか(^^)

オリジナルイラストの雰囲気を良い感じに立体化されていて、そしてライティングと撮影の雰囲気はグッスマさんの公式写真よりも良い感じに撮影されていて、(た)さんの想いが伝わってきます♪

Bellows-Nikkor 105mm お持ちでしたか。自分はこの光学系の最終型のAI-S版をもっていますが、とても素直なボケ味とシャープさが絶妙にバランスしていて、解放値f/4とスペック的には地味ですが名レンズだと思いってます(^^)
by 水銀 (2017-07-15 07:05) 

(た)

水銀さん、こんにちは。こちらにもありがとうございます♪

>さすがボカロ系のフィギュアは押さえてきますね、まずはお迎えおめでとうございます。
ありがとうございます。キャラのデザインも魅力的だったのでお迎えしました♪

>気合の入った撮影環境に、購入の喜びが込められているのでしょうか(^^)
照明をいじってたら、いつの間にかこんな数にw

>オリジナルイラストの雰囲気を良い感じに立体化されていて、
元イラストがよく再現されてますよね。

>グッスマさんの公式写真よりも良い感じ
ありがとうございます。恐縮です(^^;
やっぱり声があると、性格付けなんかも割と見当が付けやすくなりますね。

>この光学系の最終型のAI-S版をもっていますが、
僕もAi-S持ってます。どっちにしようかと思いましたが、何となく気分でベローズの方を使ってみました。

>スペック的には地味ですが名レンズ
良いレンズですよね。
ピントはシャープで精細で、消え行くようなボケを見せてくれて、おっしゃるとおり、名レンズだと思います。
このベローズニッコールは、僕が手に入れたときはすごくお手頃価格だったんですが、少し後になって、PB-4とのセットで10万近い価格で出してるお店を見かけて仰天しました。いいときに買えたなあと、本当に安堵しましたw
by (た) (2017-07-15 12:00) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。