アクアマリン 1/8 IA -ARIA ON THE PLANETES- Ver. 1.5 [フィギュア]
以前、2013年5月末に発売されたアクアマリンの1/8スケールPVC完成品フィギュア『IA -ARIA ON THE PLANETES-』をレビューしましたが、表現部分について工程の見直しが行われたという再生産版の『IA -ARIA ON THE PLANETES- Ver. 1.5』が2015年2月末に発売されたので、こちらも少し撮ってみました。
OLYMPUS ZUIKO DIGITAL ED 50mm F2.0 Macro
ヨッシーハイムさま、ご紹介ありがとうございます。
Carl Zeiss Planar T* 50mm F1.4 AEJ (F2.8)
ZUIKO DIGITAL ED 50mm F2.0 Macro
トップに上げている画像は40Mハイレゾショットで撮って縮小リサイズしたものですが、その画像のお顔の部分1600×1200ピクセルの範囲を縮小しないピクセル等倍で切り出してみました。
以前の初版とはかなり印象が変わり、元イラストの儚げな雰囲気はこのVer. 1.5の方が良く再現されているように思います。特にアイプリントなど、目元の表現が大きく見直されているように感じました。
OLYMPUS OM-D E-M5 MarkⅡ (ISO 200, 絞り優先AE)
OLYMPUS Capture
OLYMPUS ZUIKO DIGITAL ED 50mm F2.0 Macro
Carl Zeiss/富岡光学 Planar T* 50mm F1.4 AEJ
GITZO #407L
Manfrotto 410
Velbon Angle Changer Q
以前の初版のレビューではローライQBMマウントのPlanar 50mm F1.4 HFTを使ったので、今回はヤシカ/コンタックスのPlanar T* 50mm F1.4 AEJを使ってみました。HFT Planarは絞りを開けていくとハロがとても多く、フィギュア撮りのような至近距離ではピントの山が捉えられなくなるため、開放での撮影は断念せざるを得ませんでしたが、ヤシコンプラナーはこのような至近距離での絞り開放でもしっかりピントの芯があり、フォーカスピーキングに頼らなくてもピント合わせが可能です。
この二つのプラナーについて、巷間では同じ設計でコーティングが違うだけのように言われていますが、実は設計そのものが異なります。ヤシコンプラナーがコントラストを重視した設計であることはよく知られていますが、現役製品当時の月刊アサヒカメラの「ニューフェース診断室」によると、ローライプラナーは球面収差が開放域で過剰補正の解像力重視設計になっています。
Planar T* 50mm F1.4 AEJ (F2.0)
Planar T* 50mm F1.4 AEJ (開放)
OLYMPUS ZUIKO DIGITAL ED 50mm F2.0 Macro
ヨッシーハイムさま、ご紹介ありがとうございます。
Carl Zeiss Planar T* 50mm F1.4 AEJ (F2.8)
ZUIKO DIGITAL ED 50mm F2.0 Macro
トップに上げている画像は40Mハイレゾショットで撮って縮小リサイズしたものですが、その画像のお顔の部分1600×1200ピクセルの範囲を縮小しないピクセル等倍で切り出してみました。
以前の初版とはかなり印象が変わり、元イラストの儚げな雰囲気はこのVer. 1.5の方が良く再現されているように思います。特にアイプリントなど、目元の表現が大きく見直されているように感じました。
OLYMPUS OM-D E-M5 MarkⅡ (ISO 200, 絞り優先AE)
OLYMPUS Capture
OLYMPUS ZUIKO DIGITAL ED 50mm F2.0 Macro
Carl Zeiss/富岡光学 Planar T* 50mm F1.4 AEJ
GITZO #407L
Manfrotto 410
Velbon Angle Changer Q
以前の初版のレビューではローライQBMマウントのPlanar 50mm F1.4 HFTを使ったので、今回はヤシカ/コンタックスのPlanar T* 50mm F1.4 AEJを使ってみました。HFT Planarは絞りを開けていくとハロがとても多く、フィギュア撮りのような至近距離ではピントの山が捉えられなくなるため、開放での撮影は断念せざるを得ませんでしたが、ヤシコンプラナーはこのような至近距離での絞り開放でもしっかりピントの芯があり、フォーカスピーキングに頼らなくてもピント合わせが可能です。
この二つのプラナーについて、巷間では同じ設計でコーティングが違うだけのように言われていますが、実は設計そのものが異なります。ヤシコンプラナーがコントラストを重視した設計であることはよく知られていますが、現役製品当時の月刊アサヒカメラの「ニューフェース診断室」によると、ローライプラナーは球面収差が開放域で過剰補正の解像力重視設計になっています。
Planar T* 50mm F1.4 AEJ (F2.0)
Planar T* 50mm F1.4 AEJ (開放)
2015-03-03 00:00
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コメント(6)
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(た)さん、こんにちわ
単なる再生産でなくVer1.5というのは買うのを悩みそうですね(^^;
でも、買うところは流石です!
確かにアイプリントの表現は新しい方が儚げさに深みが増したような気がします(^^)
>巷間では同じ設計でコーティングが違うだけのように言われていますが
どんなところでもそうですが、根拠も無しに知ったかぶりや憶測がさも正しいかのように言い張る人多いですよね(^^;
ところで、ニューフェイス診断室は最近はなんだか評価が甘口になってきたような気がするのですが気のせいでしょうかw
>OLYMPUS OM-D E-M5 MarkⅡ
ご購入おめでとうございます(^^)
もしかして記事にされてたのかな?見落としてたらすみません(^^;
レビュー記事でのご活躍楽しみにしてます♪
by 水銀 (2015-03-03 18:02)
水銀さん、こんばんは。ありがとうございます♪
>単なる再生産でなくVer1.5というのは買うのを悩みそうですね(^^;
これは本当に悩ましかったです。ただの再生産ならスルーするんですがw
>でも、買うところは流石です!
ありがとうございます(^^;
初版はAmazonのレビューを見ても非常に評判が悪くて、これは放っておいたらv1.5はスルーされて誰もレビューしないかもしれないと、半ば義務感のようなものを感じつつ買いましたw
>アイプリントの表現は新しい方が儚げさに深みが増したような気がします(^^)
アイプリントは初版で一番評判が悪かったポイントなので、そこが改善されたのは良かったです。網点も細かくなって、遠目にはハイライトも綺麗にぼかしが入っているように見えます。
>根拠も無しに知ったかぶりや憶測がさも正しいかのように言い張る人多いですよね(^^;
オールドレンズはそういうのが本当に多いということを、今回つくづく感じました。アマチュアが思い込むのはともかく、プロがそうだったのには驚きました。具体的には澤村徹氏の『オールドレンズ・レジェンド』のことなんですが(^^;
あと、日本カメラの2008年9月号にも驚いたです。ローライプラナーについての藤井智弘氏の文章が載っていたんですが、発売年を間違えた上に「ライツのレンズに近い」とかやらかしていてびっくりですw
>ニューフェイス診断室は最近はなんだか評価が甘口になってきたような気がするのですが気のせいでしょうかw
これは僕もそんな感じがしてましたw
それと、解像力が測定されなくなったのは仕方ないとしても、最近は球面収差も測定されてないのも寂しいです。
>ご購入おめでとうございます(^^)
ありがとうございます!
買うべきか否か迷いましたが、迷ったあげくに買わない理由が見つからなくて手を出しましたw
とりわけ、PCに接続してPCのディスプレイでライブビューを見ながら操作できるのが楽ちんすぎます♪
>もしかして記事にされてたのかな?
まだ記事にはしてなかったです。先月25日にレフレックスニッコール500mmを手持ちで撮った写真を一枚だけ上げましたが、機種名は小さく添えて目立たなくしてました(^^;
>レビュー記事でのご活躍楽しみにしてます♪
重ねてありがとうございます♪
せっかく買ったものですから、たくさん使えたらと思ってます(^^)
by (た) (2015-03-03 21:23)
(た)さんこんばんは☆ (^^
やはりE-M5 MarkⅡのハイレゾの解像度は素晴らしいですね^^
動体は無理みたいですけど、こうした物撮りや景色などは
使うと面白そうです♪
標準レンズは自分もつくづく感じるのですが、絞り開放で
至近距離の物を撮るとピンが掴みにくい物が多い気がします^^;
景色を撮るとあまり気にならないですが…
そんな中でもヤシコンプラナーは凄いですね!
解像力重視設計も裏目に出る事があるとは思いませんでした。
当たり前ですが、マクロレンズはやっぱりピンが合わせ易い
と思うこの頃ですw
しかしIAはVer.が変わってイメージがとても良くなりましたね~^^
アイプリントはやはりフィギュアの生命だと思います。
撮影お疲れ様でした♪ (^^)/
by yossy (2015-03-04 00:24)
初版は横長でややキツ目な印象でしたが、パッチリ目に精細なアイプリで柔らかめの雰囲気に変わったと感じます
OLYMPUS Captureは便利ですよね
諸調整や移動時間が大幅に減りました
E-M5II本体と合わせて使いやすくなりすぎて逆に戸惑ってます
by 血染羊毛 (2015-03-04 02:46)
yossyさん、こんにちは♪ ありがとうございます(^^)
>やはりE-M5 MarkⅡのハイレゾの解像度は素晴らしいですね^^
発売前に出ていたメーカーサイトの作例の画質が甘くて、カタログでも扱いが非常に小さかったのと、RAWデータを検証されていた方のブログ記事でも解像感が乏しかったので、あまり期待はできないかなと思ってましたが、いい意味で期待を裏切るシャープで高精細な画像が撮れました。フィギュア撮りにはこれは大いに使えますね。リサイズで縮小しても、やはり元画像の情報量の差が出てきますし。
これだけの解像をこれまでの画素数で得ようとすると撮影倍率を上げるしかなく、倍率が上がれば動いちゃいけないという条件は同等になりますし、レンズの選択や照明手法も敷居が上がりますから、それも考えるとこれはもう夢のようです。
>標準レンズは自分もつくづく感じるのですが、絞り開放で
>至近距離の物を撮るとピンが掴みにくい物が多い気がします^^;
古い時代の標準レンズは無限遠基準で収差補正が行われているうえに、特に、解像力重視と言われる国産のレンズは絞りによるピント移動を目の敵にしていて、球面収差の補正が開放で大幅な過剰補正になっているものが多くて、開放ではフワフワとつかみ所のない画像になりますね。よく、開放F値が暗いものは開放からシャープとか言われますが、これもケース・バイ・ケースで、結局は収差の補正状況次第のようです。
この辺、実はUV TOPCOR 50mm F2の至近距離での開放画質が良かったものだから、ちょっと気になって調べてみたんです。ちなみにそのUV TOPCOR 50mm F2の球面収差は、6群7枚の固定鏡胴ズミクロンによく似た完全補正型のカーブでした。
>そんな中でもヤシコンプラナーは凄いですね!
やはり開放域で完全補正されているからなんでしょうね。
で、実は解像力もニューフェース診断室のデータを見ると、AEJはローライプラナーより高いです。ただ、MMJで解像力はやや下がり、さらに現行のコシナツァイスはAEJに対して全画面平均の解像力は半分近くにまで落ちてます(^^;
>マクロレンズはやっぱりピンが合わせ易い
フィギュア撮りの撮影距離はやっぱりマクロレンズの得意分野なんだなあと、撮りながらいつも思います。
>アイプリントはやはりフィギュアの生命だと思います。
本当にそう思います。
初版はデコマスとは全く違う出来になってしまって各所で不評の嵐でしたから、目に見えて改善されて良かったです。ただ…、組み立てや塗装は相変わらずのアクアマリン品質ですけど(^^;
>撮影お疲れ様でした♪ (^^)/
いえいえ!
こちらこそ、いつもありがとうございます!
by (た) (2015-03-04 12:01)
血染羊毛さん、ありがとうございます♪
>初版は横長でややキツ目な印象
キツ目でしたよね。あれはあれでアングルさえ選べれば悪くない気はしましたがw、キャラクター本来の印象からはかけ離れていましたから、不評だったのも当然だろうと思いました。
>パッチリ目に精細なアイプリで柔らかめの雰囲気に変わったと感じます
同感です。
優しい雰囲気が出て、これでようやくIAらしくなったと思います。
>OLYMPUS Captureは便利ですよね
便利ですよねー!
予想以上の便利さで楽ちんすぎて、マニュアルフォーカスまで机の前に座ったままできちゃって、人間がダメになりそうですw
>使いやすくなりすぎて逆に戸惑ってます
使いやすくなりすぎというのは本当にそうですね。こんな世界があったのかと戸惑います(^^;
by (た) (2015-03-04 12:03)