トイズワークス 1/7 佐々木千穂 水着deてんてこまいVer. [フィギュア]
トイズワークスの1/7スケール「はたらく魔王さま! 佐々木千穂 水着deてんてこまいVer.」を少しだけ撮ってみました。
東京光学機械 UV TOPCOR 50mm F2 (F5.6)
ヨッシーハイムさま、ご紹介下さってありがとうございます。
UV TOPCOR 50mm F2
富岡光学 YASHICA ML MACRO 55mm F4
UV TOPCOR 50mm F2
総質量 124g、ベース直径 10cm・ベース高さ 6mm、ベースを含む展示時全高は約18cmです。ちーちゃんらしい元気な可愛らしさがよく再現されています。パーカーは軟質素材で、両腕を外せばパーカーも外せますが、パーカーを外すと二の腕の半ばあたりにある分割部の継ぎ目が目立ちます。それがちょっと可哀想なので、パーカーを外した状態は撮影しませんでした。塗装は悪くはないのですが、飛沫の付着がわずかながら見られます。
OLYMPUS E-P3(ISO200・絞り優先AE)
東京光学機械 UV TOPCOR 50mm F2
ブリコラージュ工房NOCTO UV TOPCOR→M42マウントアダプター
旭光学工業 PENTAX HELICOID EXTENSION TUBE S
富岡光学 YASHICA ML MACRO 55mm F4
GITZO #407L
GITZO サイドアーム
Manfrotto 410
HAKUBA PH-1000PRO
今回使ったレンズの一つ、UV TOPCOR 50mm F2は、1969年10月21日発売の35mmレンズシャッター一眼レフ「トプコン・ユニレックス」の、トプコンUVマウントの標準レンズです。ニコンカメラの小(古)ネタの50mmF2クラスレンズの解像力というエントリーで見かけたのをきっかけに、このレンズに興味を持って入手に至りました。そのエントリーに掲示されている写真工業1979年12月号の一覧表によると、このレンズは絞りF5.6において固定鏡胴ズミクロンとほぼ同じ解像力を示すというのです。フォーカルプレーンシャッター一眼レフは最も安いものでも50mm F2クラスのレンズ付きで4万円台半ばという当時にあって、ユニレックスはボディのみ28,800円、50mm F2付きで33,500円。つまりその差額4,700円がこのレンズの価格で、おそらく当時もっとも安価なレンズの一つではなかったかと思うのですが、そんな最低価格クラスのレンズで高解像力を実現するために何が行われていたのか、放射線測定機を当ててみると判ります。今回の撮影に使った個体はフィルター枠上で0.39µSv/h、後玉ほぼ密着で1.79µSv/hのガンマ線を検出しました。UV TOPCOR 50mm F2は酸化トリウムが添加された光学ガラスを用いたアトムレンズ(放射能レンズ)です。
UV TOPCOR 50mm F2 (開放)
このレンズ、UV TOPCOR 50mm F2について、TOPCON CLUBのトプコンよもやま話12~一眼レフ用トプコール標準レンズには、
では、UV TOPCOR 50mm F2の本当の焦点距離はいくらなのか。その実測値は朝日ソノラマ・クラシックカメラ選書22『レンズテスト[第1集]』に収められたアサヒカメラ・ニューフェース診断室のデータの中にあります。p.146に記された実測値は、50.1mm・F2.08。53mm近似では全くなく、名実ともに50mmレンズに間違いありません。また、同じ朝日ソノラマから刊行されている、ユニレックスの基本設計を手がけられた白澤章茂氏が著された『トプコンカメラの歴史・カメラ設計者の全記録』のp.163には、
これらから、また、前出の50mmF2クラスレンズの解像力にある解像力実測値が両レンズで大きく違うことからも、UV TOPCOR 50mm F2とUV TOPCOR 53mm F2は設計の異なるレンズであることは明白であり、TOPCON CLUBの記述は誤りであると考えます。
東京光学機械 UV TOPCOR 50mm F2 (F5.6)
ヨッシーハイムさま、ご紹介下さってありがとうございます。
UV TOPCOR 50mm F2
富岡光学 YASHICA ML MACRO 55mm F4
UV TOPCOR 50mm F2
総質量 124g、ベース直径 10cm・ベース高さ 6mm、ベースを含む展示時全高は約18cmです。ちーちゃんらしい元気な可愛らしさがよく再現されています。パーカーは軟質素材で、両腕を外せばパーカーも外せますが、パーカーを外すと二の腕の半ばあたりにある分割部の継ぎ目が目立ちます。それがちょっと可哀想なので、パーカーを外した状態は撮影しませんでした。塗装は悪くはないのですが、飛沫の付着がわずかながら見られます。
OLYMPUS E-P3(ISO200・絞り優先AE)
東京光学機械 UV TOPCOR 50mm F2
ブリコラージュ工房NOCTO UV TOPCOR→M42マウントアダプター
旭光学工業 PENTAX HELICOID EXTENSION TUBE S
富岡光学 YASHICA ML MACRO 55mm F4
GITZO #407L
GITZO サイドアーム
Manfrotto 410
HAKUBA PH-1000PRO
今回使ったレンズの一つ、UV TOPCOR 50mm F2は、1969年10月21日発売の35mmレンズシャッター一眼レフ「トプコン・ユニレックス」の、トプコンUVマウントの標準レンズです。ニコンカメラの小(古)ネタの50mmF2クラスレンズの解像力というエントリーで見かけたのをきっかけに、このレンズに興味を持って入手に至りました。そのエントリーに掲示されている写真工業1979年12月号の一覧表によると、このレンズは絞りF5.6において固定鏡胴ズミクロンとほぼ同じ解像力を示すというのです。フォーカルプレーンシャッター一眼レフは最も安いものでも50mm F2クラスのレンズ付きで4万円台半ばという当時にあって、ユニレックスはボディのみ28,800円、50mm F2付きで33,500円。つまりその差額4,700円がこのレンズの価格で、おそらく当時もっとも安価なレンズの一つではなかったかと思うのですが、そんな最低価格クラスのレンズで高解像力を実現するために何が行われていたのか、放射線測定機を当ててみると判ります。今回の撮影に使った個体はフィルター枠上で0.39µSv/h、後玉ほぼ密着で1.79µSv/hのガンマ線を検出しました。UV TOPCOR 50mm F2は酸化トリウムが添加された光学ガラスを用いたアトムレンズ(放射能レンズ)です。
UV TOPCOR 50mm F2 (開放)
このレンズ、UV TOPCOR 50mm F2について、TOPCON CLUBのトプコンよもやま話12~一眼レフ用トプコール標準レンズには、
実はレンズ構成そのものはUVトプコール53mmと全く変わらない。よって本来53mmとすべきなのであるが、表記の許容範囲と考えて、このレンズから50mm表記となった。という記述がありますが、これが事実とするなら、JIS規格の許容誤差は5%ですから本レンズの実焦点距離は47.5mm以上52.5mm以下である必要があります。そして、もし52.4mm以下であれば、今度はUV TOPCOR 53mm F2を「53mm」と表記する必然性が乏しくなります(例えば52.4mmなら、52mmと表記した方が50mmに近く、馴染みやすいはずです)。以上から、53mmとも50mmとも表記できる焦点距離は、52.5mmしかあり得ないことになります。
では、UV TOPCOR 50mm F2の本当の焦点距離はいくらなのか。その実測値は朝日ソノラマ・クラシックカメラ選書22『レンズテスト[第1集]』に収められたアサヒカメラ・ニューフェース診断室のデータの中にあります。p.146に記された実測値は、50.1mm・F2.08。53mm近似では全くなく、名実ともに50mmレンズに間違いありません。また、同じ朝日ソノラマから刊行されている、ユニレックスの基本設計を手がけられた白澤章茂氏が著された『トプコンカメラの歴史・カメラ設計者の全記録』のp.163には、
光学系も4群6枚のUVトプコール50mmF2に変更された。と明記され、p.161では53mmと50mmの画角がそれぞれ44度・47度と異なっていることも示されています。さらにUV TOPCOR 53mm F2には、放射線を検出したという報告も、色再現がアンバーに傾くなどのブラウニング現象を示唆するレビューも見当たりません。つまり、UV TOPCOR 50mm F2とUV TOPCOR 53mm F2は硝材も違うと思われるのです。
これらから、また、前出の50mmF2クラスレンズの解像力にある解像力実測値が両レンズで大きく違うことからも、UV TOPCOR 50mm F2とUV TOPCOR 53mm F2は設計の異なるレンズであることは明白であり、TOPCON CLUBの記述は誤りであると考えます。
(た)さん、こんにちわ
「UV TOPCOR 50mm F2」、デジタルでもこの解像力は流石ですね。解像力重視なわりにボケ味も綺麗で、特に開放でのウェットな感じのする絶妙な描写がすばらしいです(^^)
それより、TOPCORにアトムレンズがあるとは知りませんでした、この時代のレンズはどのメーカーにもアトムレンズはあるのかな(^^;
ニコンもオート時代の35mm/f1.4で使っているらしいですからねw
元気な動きのあるポーズが良いですね、360°どこからみても鑑賞ポイントがあって美味しいフィギュアですね(^^)
おしりの食い込みもですが、やはり胸がすごいです!
こんなの揺らされながら、食べ物とかもってこられたら鑑賞のためにどんどん追加注文しそうですwww<あふぉw
by 水銀 (2014-06-23 08:12)
水銀さん、こんにちは。ありがとうございます♪
>「UV TOPCOR 50mm F2」、デジタルでもこの解像力は流石ですね。
全画面平均179本/mmは伊達じゃないですね。予想以上です。
>解像力重視なわりにボケ味も綺麗で、特に開放でのウェットな感じのする絶妙な描写がすばらしいです(^^)
ネット上にあるこのレンズの作例は花や草木が割と多いように思いますが、そういうのは二線ボケ傾向が見えますね。後景との距離によってはボケがうるさくなるようで、それもあってこのレンズは評価が上がらないのだろうと思います。
開放は予想外にいい絵になりました。最短60cmであまり寄れないのでペンタックスのヘリコイド接写リングをかませたんですが、ピントの合ったところは意外にしっかりしていますし、少しピントが外れるとフレアをまとったようになって、さらにピントが外れていくとそのまま霧散していくようなボケが綺麗です。
それと、造りもやたらいいんですよね。鏡胴は総金属製ですし、前玉は合焦操作で回転しませんし、おまけに前玉周囲の49mm径のフィルターアタッチメントの他にピントリング内側にフード装着用の55mm径のネジが別に切ってあるという凝りようです。コストダウンのためになにか工夫したようにはとても見えませんw
ただ、このレンズ、逆光にはめっぽう弱いです。焼きそばをアップにした写真は、ど真ん中にどうしてもフレアが出てしまって、ハレ切りしても解消できなかったので、ヤシカのマクロに変えてみました。このヤシカMLマクロ、テッサーの評価が完全に反転して「テ…」と言っただけで客が雪崩を打って引いてしまっていた70年代半ばから80年代にあえてテッサー系で世に問うた、富岡の侠気あふれる一品ですw 調べてみたら、現役製品当時には安い方から二番目の標準マクロでしたw
>TOPCORにアトムレンズがあるとは知りませんでした
このレンズは一見しても黄変しているようには見えないので、計ってみようと思う人がいないのかも知れないですね。
トプコールにはアトムレンズがもう一本あるそうです。2ちゃんの過去ログにRE GN TOPCOR M 50mm F1.4の10µSv/hという数字が上がっていました。
>ニコンもオート時代の35mm/f1.4で使っているらしいですからねw
これ、真っ黄色に変色している後期のN・Cオートを入手して計ってみました。後玉ほぼ密着で4.59µSv/hでしたから、間違いなくアトムレンズですw
ニコンはもうひとつ、ウルトラマイクロニッコール135mm F4がアトムレンズだそうです。
>元気な動きのあるポーズが良いですね、
ほんと、ちーちゃんらしさがいっぱいの可愛いフィギュアです♪
>360°どこからみても鑑賞ポイントがあって美味しいフィギュアですね(^^)
全方位に主張するメリハリっぷりが素晴らしくて、眼福ですね♪
>おしりの食い込みもですが、やはり胸がすごいです!
ちーちゃんと言えば、やはり胸ですねw どこから見てもすごいです♪
それにお尻も見事ですよね♪
>こんなの揺らされながら、食べ物とかもってこられたら鑑賞のためにどんどん追加注文しそうですwww
全面的に同意せざるを得ませんw これには否定できる部分が全くありませんwww
by (た) (2014-06-23 12:55)
トプコンとトプコール、ずっと欲しかったんです。それにしましても、今でも、すごい写りですね。
by 足立sunny (2014-06-23 14:52)
足立sunnyさん、ありがとうございます♪
退院おめでとうございます!
>トプコンとトプコール、ずっと欲しかったんです。
トプコンのカメラは世界初を連発して独創的で歴史に残るエポックメーキングな機種がたくさんありましたし、トプコールは定評のあるレンズが揃っていましたね。
僕も欲しいと思ってたんですが、このUVトプコールが初トプコンになりました♪
>今でも、すごい写りですね。
逆光に弱いのは仕方がないものの、解像力の高さはカメラがデジタルになった今、いっそう生きてきそうな気がします。これが低価格が武器の普及機用の安価なレンズだったとは思えないです。
by (た) (2014-06-23 17:06)
(た)さん、再びこんにちわ
>花や草木が割と多いように思いますが、そういうのは二線ボケ傾向が
レンズにとってもっとも意地悪な作例ですねw
ですが、(た)さんの撮られた写真を見る限りでは、フィギュア撮影にはすごく向いている気がします(^^)
>逆光にはめっぽう弱いです
それなら、むしろそれを生かした作品を!
>真っ黄色に変色している後期のN・Cオートを入手して計ってみました。
持っていましたか、いいなぁ~w
自分も探しているのですが、なかなか程度の良いのが見つからなくて(^^;
>ニコンはもうひとつ、ウルトラマイクロニッコール135mm F4
ニコンには超有名なオート時代の35/1.4の他にアトムレンズがもう1本あるらしいと言うのは知ったのですが、それはなんだろうと思っていました。これでスッキリしました、情報ありがとうございます(^^)
by 水銀 (2014-06-24 02:14)
水銀さん、再びありがとうございます♪
>レンズにとってもっとも意地悪な作例ですねw
これは多くのレンズにとって厳しいですよねw
>フィギュア撮影にはすごく向いている気がします(^^)
僕もそう思いました。いいボケが出たこともですが、最短距離前後だから画質は落ちるはずなのに、思ったほど悪くならなかったことにも驚きました。
>それなら、むしろそれを生かした作品を!
実は構図の確認中に、この前のしぶりんの時のタクマーより見栄えのいいフレアが出ましてw、これは使えそうだと思っていたりします♪
>持っていましたか、いいなぁ~w
ありがとうございます(^^;
黄色いおかげでしょうか、ニューニッコールやAiより大幅にお安く手に入りましたw 黄色はニコンのコーポレートカラーなのにww
>ニコンには超有名なオート時代の35/1.4の他にアトムレンズがもう1本あるらしいと言うのは知ったのですが、それはなんだろうと思っていました。
前のコメントを書いた後、ググっていたらもうひとつ行き当たりました。Sマウント用W-Nikkor 3.5cm F1.8がアトムレンズだそうです。mixiに実測値がありました。
http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=94097&id=62232564
これがそうなのかどうかは分かりませんが、ランタンに不純物としてトリウムが含まれている例もあるらしいです。
by (た) (2014-06-24 11:42)
(た)さんこんばんは^^
ちーちゃんはとっても可愛くて元気な感じがいいですね♪
以前デコマスをボークスで見ていたので、量産品でも遜色のない完成度だと
思いました^^
そして今回は「UV TOPCOR」と「YASHICA ML MACRO」ですか!
「YASHICA ML MACRO」は何かタムロンマクロの様な写りが結構
いいですね^^
「UV TOPCOR」はとても素晴らしい解像度で驚きました!
それにまさかのアトムレンズとはw
やはりトリウムの光屈折率は素材として最高なんですね^^
あとニコンにアトムレンズは無いと思っていました…
安定した解像度のレンズを作っていただけにびっくりです!!
やはり当時としては画期的な素材だったのですね^^;
安かったら自分もゲトしますww
そしていつもご紹介ありがとうございます。 m(_ _)m
by yossy (2014-06-25 01:23)
yossyさん、こんにちは。ありがとうございます♪
>ちーちゃんはとっても可愛くて元気な感じがいいですね♪
元気いっぱいな可愛らしさ、いいですよね(^^)
>量産品でも遜色のない完成度だと思いました^^
おお、そうですか!
デコマスは良かったのに…なんてものも少なくないので、劣化してないのは嬉しいです♪
>「YASHICA ML MACRO」は何かタムロンマクロの様な写り
テッサーだからでしょうか、カリカリではなく柔らかさがありますね。
>「UV TOPCOR」はとても素晴らしい解像度で驚きました!
安いレンズでこれですから、さすがトプコールだと思いました。
エキザクタマウントの方のオートトプコール58mm F1.8はもっとすごいらしいです。開放で全画面平均180本/mmだとか。
>それにまさかのアトムレンズとはw
アメリカでは以前から知られていたようですが、僕がググってみた範囲では日本語ページにはアトムレンズとする記述が見当たらなかったです。
>やはりトリウムの光屈折率は素材として最高なんですね^^
トリウムを使うとランタン並みの性能を簡単に安く実現できたみたいですね。
>ニコンにアトムレンズは無いと思っていました…
実際、「ニコンにはないらしい」と書いているウェブページもありましたが、ググるとオート35mm F1.4がヒットしました。ヒットした中のひとつ、ハヤタ・カメララボさんのページに「今のところあと1種類しか確認していません。」とあったので、少なくとももう一つあるらしいということで、折を見て時々ググっていたら、二つ見つかりましたw
>やはり当時としては画期的な素材だったのですね^^;
ライカが使ったというのが割と衝撃的だったようで、その後はいかにも日本企業らしい横並び競争になってますねw OEM供給先の多い富岡のほか、シェアと知名度が抜群に大きい旭光学とキヤノンが積極的に大量投入していたので、他社も対抗上トリウムレンズを投入せざるを得なかったのではないかと思います。
>安かったら自分もゲトしますww
程度の良いのが安く出ますように!
>そしていつもご紹介ありがとうございます。 m(_ _)m
いえいえ、こちらこそいつもご紹介頂いて、ありがとうございます!
by (た) (2014-06-25 13:15)