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バーチャルサラウンド [雑記]

悩みは尽きぬバーチャルサラウンドの世界

抱き枕とかタママとかをとやかく言うつもりはありませんが(笑)

 サラウンドが今のように当たり前になる以前に、仮想音場というものを強烈に意識させてくれた製品があった。ソニー“バーチャルホン”「VIP-1000」というヘッドフォンである。年数ははっきり記憶していないが、おそらく10年ほど前だったろう。

ソニーの「S-Force PRO フロントサラウンド」をヨイショする提灯記事だけに、つかみはバッチリ。
でも。

70年代、日本ビクターからバイホニックという技術が発表されて、確か76年発売の冨田勲の「惑星」2chステレオ版LPに採用されていたはず。78年発売の「バミューダ・トライアングル」4ch版LPでは、バイホニックで頭上にもう一つ仮想音源を作り出す5chステレオを実現して“ピラミッド・サウンド”と称してました。
また70年代後半には、テレビの音声多重放送開始と共に、テレビのスピーカーの音場を広げる技術が家電各社から一気に世に出ました。
その後、東海林修の作品に採用された「スペースサイザー360」では、聴取位置がシビアながら2chだけでほぼ全周囲音場が実現されてましたし、それから少し下って80年代半ばだったか、テクニクスからステレオ・アンビエンス・コントローラーというオーディオ・アクセサリーが出てました。

それらは今はもうすっかり忘却の彼方。

そもそもバーチャルサラウンドということであれば、しかもここではヘッドホンから話が始まることを考えれば、それは1881年のバイノーラル録音から始まっているとも言えますね。


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